ミステリの分野で剽窃というテーマ自体は、さほど珍しくない。だから、ドナルド・E・ウェストレイクがこのテーマに挑んだと聞いたときは、逆にちょっとした興味がわいてきた。そんなありふれたテーマを、ミステリの酸いも甘いも知るウェストレイクが、どう…
ドナルド・E・ウェストレイクの『斧』は、帯のキャプションにもあるように、「シンプル・プラン」や「ポップ1280」と肩を並べるべき犯罪小説であるが、失業した主人公が再就職のライバルを蹴落とすために殺人を重ねていくというアイデアが、現代的であると同…
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