2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ポーの「ウィリアム・ウィルスン」の一節が作中に引用される、ファッション写真家出身のショーン・エリス監督による『ブロークン』。ロンドンの病院に勤務する放射線技師のレナ・ヘディは、父親の誕生日を祝うために兄弟たちと実家を訪れるが、パーティのさ…
シドニー・ルメットは、御齢八十四歳にして、映画監督としてバリバリの現役で活躍中。最新作の『その土曜日、7時58分』は、ある家族の崩壊を描くと いうテーマはあるものの、ミステリ映画としても堂々たる仕上がりである。ニューヨーク郊外の小さな宝石店を…
ロシアの映画界を代表するひとりといわれるニキータ・ミハルコフ監督が、チェチェン独立戦争下に起きた犯罪をテーマにリメイクしたという触れ込みから、『12人の怒れる男』は、もっとゴリゴリした社会派を想像していた。しかし映画館に足を運んでみて、そん…