トム・ロブ・スミスの第二作が出ます

デビュー作の『チャイルド44』を引っさげ、昨年の「このミステリーがすごい」の海外部門で一位の座に輝いたイギリスの新鋭作家トム・ロブ・スミスの第二作が出ます。
タイトルは『グラーグ57』(原題は The Secret Speech)で、前作『チャイルド44』の後日談にあたる本作は、先の事件から3年後のお話。レオ・デミドフは念願のモスクワ殺人課を創設するものの、折からのフルシチョフによるスターリン批判により、投獄されていた者たちが続々と釈放され、かつての捜査官や密告者は厳しい立場へと追い込まれていく。田口俊樹訳で、新潮文庫から9月1日刊行の予定。

The Secret Speech

The Secret Speech