ハヤカワ・ミステリ文庫にて作家別短編集の企画がスタートします
これまでも晶文社、河出書房新社によって、ジャック・リッチー、A・H・Z・カー、ロバート・トゥーイ、ジェイムズ・パウエルら短編作家の再評価が進められてきましたが、老舗の早川書房から、現代作家中心の作家別短編小説集の企画がスタートします。題して、「現代短編の名手たち Masters of Short Mystery」。全10巻を予定し、7月から順次刊行されます。最初の4冊のラインナップは以下のとおり。
- 「コーパスへの道」デニス・ルヘイン(7月刊)
- 「貧者の晩餐会」イアン・ランキン(7月刊)
- 「泥棒が一ダース」ドナルド・E・ウェストレイク(8月刊)
- 「ババ・ホ・テップ」ジョー・R・ランズデール(9月刊)
ルヘインは、唯一の短編集の紹介となる。ちなみに、ランキンはポケミスからの文庫化。ウェストレイクは、なんとドートマンダーもののみを集めた初の短編集とのこと。そしてランズデールは、映画化された「プレスリーVSミイラ男」を表題作とする尾之上浩司編の日本オリジナルの作品集となる。
以下、マイクル・Z・リューイン、ローラ・リップマン、ローレンス・ブロック、エドワード・D・ホック、ピーター・ラヴゼイらが顔を揃えることになるようだ。