500-01-03から1日間の記事一覧

ココデナイ ドコカ/島村洋子(祥伝社文庫)

島村洋子の短編小説には、天才の閃きがあると常々思っているが、『ココデナイ ドコカ』も、やはり短編の名手の名に恥じない作品が揃っている。ひとつひとつの作品は、わずか三十ページ余りだが、そこには登場人物たちの生き方の断面が投影されているし、何よ…